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2016年度 全国研究集会を開催

全国研究集会9092625「あらゆる世代・層に広がる格差と貧困を解消するために」をテーマに,2016年度全国研究集会を開催

2016年9月8日(木)~9日(金)、北海道札幌市「札幌グランドホテル」で、全国47都道府県の地方労福協、事業団体、労働団体他300名の参加で高知県労福協より5名が参加しました。  開催にあたって、中央労福協神津里季生会長、開催地の北海道労福協の工藤和男会長、開催地の高橋はるみ北海道知事の挨拶があり講演に入りました。

講演Ⅰ「孤立と困窮を生まないまちづくり“支え合い”を支える」 中央大学法学部 全国研究集会9082454宮本太郎教授 ①「孤立と困窮の広がり 今起きていること」 ②「新しい保障のかたち支え合いの場の構築」

全国研究集会9082522 講演Ⅱ「全世代に広がる貧困と生活困窮者支援」 NPO法人ホットプラス代表理事 藤田孝典氏  生活困窮者支援活動から見えてきた課題について講演ならびに問題提起を受けた。

 

特別報告1「ともに生きる地域づくり」 ワーカーズコープ北海道事業本部 佐々木あゆみ事務局長全国研究集会9092570  支援する側・支援される側誰もが支え合える地域づくりの必要性について問題提起がされた。

特別報告2「ひとり親家庭の現状と活動から見える社会的問題全国研究集会9092604~あなたの隣にある貧困~」 しんぐるまざーず・ふぉーらむ北海道 平井照枝代表  日本における子ども・ひとり親家庭の貧困状況について、現在の傾向をわかりやすく説明があり、ひとり親家庭の貧困の要因と課題について問題提起がされた。

パネルディスカッション 「若者をはじめとする“貧困の世代間連鎖”を断ち切るため、いま私たちにできること!」

パネラー 藤田孝典氏:NPO法人ほっとプラス代表理事

山﨑俊一氏:北海道教職員組合中央執行委員

石田輝正氏:連合非正規労働センター局長

全国研究集会9092631山田太郎氏:新潟県労福協専務理事

全国研究集会9092636ーディネーター花井圭子中央労福協事務局長

各パネラーから報告がされ、それぞれの報告に対して、藤田氏からコメントや問題提起を受け、各世代・層における格差や貧困の実情が氷山の一角にすぎないという現実を受け止め、いま私たちにできることは何か?についてディスカッションを行い、行政(自治体)・学校現場・職場・地域それぞれの現場でできることを考える良い機会となりました。 最後に花井事務局長から、「行政・自治体だけでなく、さまざまな団体が日々困窮支援に奮闘しているが、どうしても行政の縦割りでの対応となってしまっている。我々が地域の縦と横の糸を繋ぐ“かすがい役”とならなければならない。」とのまとめで締めくくった。